2011年8月11日木曜日

遥かなるロシア ロシア正教の丸い屋根






   

ロシア正教のネギ坊主の屋根は余りにも有名ですね。

私達が住んでいたロストフ ナ ダヌーの街にもそこかしこ、このネギ坊主があるのですけれど、私達の家の近くの坊主はこの田舎町の小さい教会全体の建物に比べると一際大きく、一際黄金に輝いていました。

どちらかというと、けばけばしい、野暮ったい、と言う表現が適当の様に思えました。


この教会の前を通るたびに、ため息をついていました。 
「タッキー」

やがて秋が過ぎ、私達にとって初めての冬がやってきました。

雪がチラつき始め、夜どうし降っていた雪がやんだ朝、見事な雪が朝日に輝いていました。

その日もネギ坊主の付近にいく所用があり、そこで思わぬ光景にでっくわすことになりました。

そこは何と黄金に輝く坊主が雪に映えてその美しさは、メルヘンの世界、白雪姫の物語の世界に迷い込んだようでした。 
「まあー 美しい」暫しその場にたたずみました。


黄金の玉ねぎは雪によく似あう。

ロシアの人々の生活の美だということが分かりました。










2 件のコメント:

  1. 朝日に輝く雪景色に黄金色のモスクはよく似合うのですね。
    光景が目に浮かぶようです。

    モスクと言えば、赤の広場で見たワーシリー教会のモスクは
    圧巻でした。バランスといい、色彩の豊かさと言い、
    全てが完璧に思えたのですが…
    同行した国時さんから、作者は時の王に「これ以上の塔を
    二度と作れないようにと目を刳り抜かれた」という話を
    聞き、その愚かしさにとても残念な思いを引きずることに
    なってしまいました。ウソであってほしい話です。

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  2. ロシアに限らず、世界遺産と言われる建物にはそのような暗い話があるのが無残です。

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