2011年10月5日水曜日

遥かなるロシア  南ロシアの温泉 3



コーカサスといえば、日本ではケフィア ヨーグルトでお馴染みでは有りませんか。


コーカサス山脈をはさんで、北側はロシア領。チェチェンやオセチアと戦争をしている物騒な領地です。


景色の素晴らしいのは、山脈のあちら側、グルジア、アルメニア 、アゼルバジャン3国で、この辺りの国に長寿村がいくつもあり、素朴な生活を営んでいて大自然の恩恵にあずかっているようです。長寿と言うのも寝たきり老人の長寿ではなく、100歳でも山岳にある畑仕事にいそしんでいる長寿だそうです。


ロシア領はそのほんの一部の恩恵に浴しているのですが、私が有難がって、モスクワの先輩に
「温泉があります」と叫んで電話したので、彼女がすっかり乗り気になって
「温泉!私を招待してよ」と叫び返してきました。


その後少し落ち着きを取り戻して思ってみるに、”もしかして彼女は日本の温泉を頭に描いて乗り気になったのではないか?”
そうはいかないですよ。


ここかしこコンクリートむき出しの、暗いロシアにこんな晴れやかな温泉町があったので思いがけなくも感動したのであって、日本のような情緒とか風情とかそうしたものはサナトリュウムには有りませんでした。


病院の様に設備が整った西洋式浴槽に浸れば、温泉水も普通の水も同じように思えますし。


夫々のお国柄、アメリカなぞも大プールの温泉ですよ。
水着を着てピチャアピチャ浸るので、”温泉です” と自分に言い聞かせていないといけません。


このロシアの温泉はこの大自然の恩恵とひとつになった風情、ということに今一歩と言うところでした。


それでもこのカフカス地方が、創造主が念入りに心を込めて、人々の癒しと憩いの為に用意された神聖な息吹に溢れる所の一つであるということは間違いありません。

3 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  2. なるほど…
    温泉というイメージは風光明媚で美味しい料理という日本とは
    事情は異なるのですね。
    でも、その国ごとの景観や特徴があるので、私なぞは
    ただ、ただ、憧れに近い心持でいます。
    カスピ海が見えますが、私は毎日、カスピ海ヨーグルト菌の
    お世話になっています。手作りです。
    とろんとしたもちもち感が何とも言えない美味しさです。
    ヨーグルトを食べる国は長寿で働ける人が多いということ
    ですが、きっとこのあたりの人たちは良い菌を沢山食べて
    いるのでしょうね。

    ※ 誤字がありましたので、コメント削除して再度入力
      しました(^^ゞ

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  3. 日本ではカスピ海ヨーグルトと言うのですね。
    ロシアでは朝昼晩とお水を飲むように飲んでいますし、料理にもよく使い夏の冷たいヨーグルト スープはとてもおいしいです。

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