Tea Time
2019年12月18日水曜日
遥かなるロシア 花の命は短くて
”花の命は短くて苦しきことのみ多かりき”
この詩が、ロシアの若く美しい女子フィギアスケーターに相応しいと私には思えます。
15歳前後の大輪のお花が次から次へと現れ、各種グランプリ、オリンピックを制覇し持てはやされたのもつかの間、少し太りすぎたとか,身長が伸びすぎたとかの理由で人知れず ”さよなら” をしていきます。
消耗品と言うのはやめておきますけれど、ロシアのこうした世界に生きた女の子達の宿命と言いましょうか。
そのつかの間の美に最善を尽くしたと言えることでしょう。
“The life of a flower is short and there are lots of pain in life”
I think this poem is suitable for a young and beautiful female figure skater in Russia.
Large flowers around the age of 15 appear from one to the next, and it was unfamiliar to say "Sayonara" because it was a little overweight or heightened while conquering and holding various Grand Prix and Olympic.
2019年12月13日金曜日
遥かなるロシア 今年初めの雪に大はしゃぎの狐サンたち Two adorable foxes enjoy the first snow day
この命溢れる、2匹の狐さんバシリサーとアルフィーは、
危うく毛皮を剥ぎ取られる寸前に救われたそうですよ。
良かったですね。
Yes, we finally get the first snow of the season. My adorable foxes, Vasilisa and Alfie, enjoy playing together. They're so nice and happy! They do love snow so much! These foxes were rescued from a fur farm. They won't survive in the wild.
2019年11月6日水曜日
遥かなるロシア 「聖なるルーシ」 Святая Русь
いつものイエス様は何となく荒涼とした砂漠におられるイメージですけれど、ここでは雪の中に居られるイエス様ですね。
何となくユニークで、心和みます。
この絵画は ミハイル・ネステロフ(1862-1942)と言う画家によって描かれた作品で、彼は教会や聖書の主題のための多くのスケッチを残し、大天使、聖母、聖人、修道士、そしてイエス・キリストなどが彼によって描かれ、この「聖なるルーシ」という作品では、救世主が貧しく苦しんでいるルーシの人々を祝福している風景です。
聖なるお方と素朴なロシア農民、清々しく心をうつ作品です。
Somehow unique and interesting.
This painting was drawn by a painter named Mikhail Nesterov (1862-1942), leaving many sketches for the subject of the church and the Bible, the archangel, the Virgin, the saint, the monk, and of course, Jesus Christ and others are drawn by him, and in this work called “Sacred Rus”, the Savior congratulates Rus people who are suffering poorly.
It is a work that refreshes your heart.
2019年10月29日火曜日
遥かなるロシア プーシキンの曾祖父 Pushkin's great-grandfather
プーシキンの生涯も波乱に富んだ一幕でしたけれど、彼の母方の曾祖父は、アフリカから連れられて来られた人だったのですね。
アブラハム ガンニバルという名のこの人は7歳の時、アフリカからコンスタンティノープルにいるオスマン帝国のスルタンの元へ連れて行かれ、奴隷市場で売買されたと言われています。
当時ヨーロッパ王家の宮廷では黒人の子供は珍重されていたと言われていますが、文明化されていない地から来た人々と見られていたそうです。
時のロシア皇帝ピョートル1世はガンニバルを引き取り、彼をしてロシア貴族の子供と同様に芸術や科学を学び取れることを立証し、肌の色ではなくその能力で認められるよう、世に知らしめたかったと伝えられているのです。
更にピョートル1世はガンニバルに芸術・科学・軍事の教育を受けさせるべくパリへ留学させもしたので、彼は数カ国語をこなすことも出来るようになり、数学と幾何学を学び、啓蒙時代の象徴ディドロ,モンテスキュー、ヴォルテールと親交を結ぶこともできたし、ヴォルテールはガンニバルを、『啓蒙時代の暗褐色の星』と呼んだということです。
アブラハム ガンニバルという名のこの人は7歳の時、アフリカからコンスタンティノープルにいるオスマン帝国のスルタンの元へ連れて行かれ、奴隷市場で売買されたと言われています。
当時ヨーロッパ王家の宮廷では黒人の子供は珍重されていたと言われていますが、文明化されていない地から来た人々と見られていたそうです。
時のロシア皇帝ピョートル1世はガンニバルを引き取り、彼をしてロシア貴族の子供と同様に芸術や科学を学び取れることを立証し、肌の色ではなくその能力で認められるよう、世に知らしめたかったと伝えられているのです。
更にピョートル1世はガンニバルに芸術・科学・軍事の教育を受けさせるべくパリへ留学させもしたので、彼は数カ国語をこなすことも出来るようになり、数学と幾何学を学び、啓蒙時代の象徴ディドロ,モンテスキュー、ヴォルテールと親交を結ぶこともできたし、ヴォルテールはガンニバルを、『啓蒙時代の暗褐色の星』と呼んだということです。
プーシキンはこの曽祖父に特に敬愛の情を抱いて、「私の系譜」という短い詩を書いているのですね。
実にユニークな家系です。
We know, Pushkin's life was a dramatic, but his great-grandfather was someone who was brought from Africa.
This person named Abraham Gannibal was taken from Africa to the Ottoman Sultan in Constantinople and sold at the slave market when he was seven years old .
At that time, black children were prized in the royal courts of Europe, but they were seen as people from uncivilized land.
The Russian emperor Peter I of the time wanted to take Hannibal and prove that he could learn art and science like a Russian aristocratic child and that he would be recognized by his ability, not the color of the skin.
In addition, Gannibal studied in Paris arts, science and military education, speak several languages fluently, learn mathematics and geometry, and make friends with the symbols of the enlightenment Diderot, Montescue and Voltaire, Voltaire called Gannibal a “dark brown star in the Enlightenment”.
This outstanding person who from Africa is the great-grandfather of Pushkin, the mothers side.
Pushkin is especially respectful to this great-grandfather and wrote a short poem called "My genealogy".
It ’s a unique family.
2019年10月22日火曜日
遥かなるロシア 「ボルジノの秋」Outumun in Bordino
なるほどね、詩人たちはロシアに限らず秋をこよなく愛しますね。
秋の日のヰ゛オロンのためいきの
身にしみてひたぶるにうら悲し。
鐘のおとに胸ふたぎ色かへて涙ぐむ
過ぎし日のおもひでや。
げにわれはうらぶれて
ここかしこさだめなくとび散らふ
落葉かな。
ヴェルレーヌ Paul Verlaine秋の詩、Chanson d'automne
秋になればふと口ずさむフランスの詩人ヴェルレーヌ。
さてこれがプーシキンの秋の詩。
わびしい季節よ! 魅惑の時よ!
お前の別離の装いがわたしは嬉しい。
── 自然の豪華な凋落の秋、 あかねさし、黄金(こがね)なす林、
木陰をわたるさわやかな風の息吹き、 波うつ霧を流す空、
雲間もるかよわき日差し、
そして初霜のおとずれに聞く いんいんたる灰色の冬のとどろき。
A lonely season! It's time to be beautiful! I'm glad you dressed nice.
── Gorgeous fall, golden forest, refreshing breeze blowing through the shade,
the mist in the sky, the cloudy sunshine and the first frost Intimate gray winter roar.
Indeed, poets in the world love autumn as well as Russia.
2019年10月8日火曜日
遥かなるロシア グレタさんに対するプーチン大統領の見解
学校を休んで地球温暖化対策を訴えてきたスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)の活動に対してはいろいろな意見が交わされていますけれど,プーチン大統領の発言はなかなか粋な発言と私には受け取れます。
"大統領曰く「がっかりされるかもしれないが、グレタさんの発言に感動する人たちに共感はしない」。「誰も彼女に世界の複雑さや多様性を教えなかったのだろう」と指摘し、「途上国に太陽光発電を強要するとコストの問題はどうなるのか」などと訴えた。その上で、グレタさんを「優しくて誠実な女の子だが、情報に乏しい」と批判した。"-ロイター通信
地球上の環境対策に関しては、私たちは薮さかな者ではありません。
私たちは綺麗な空気、水、土、そして良い人間たちと、動物たちと木や草や花と過ごしたい。
神様と造化の天使達が愛を込め心をこめて創造してくださった地球と人間と動物たち、生きとし生けるものたちが良い環境の中ですごしたい。
その為に私たちの身の回りから、綺麗にしていきましょうよ。と、心ある者たちはそのように心得ています。
グレタさんと言う少女は「優しくて誠実な女の子」であることでしょう。
それゆえに、この様な心が政治的に利用されているとするならば、何と浅ましい世界でしょうか。
There are various opinions on the activities of Swedish environmental activist Greta Tumberg (16) who has been absent from school and appealed for measures against global warming.
The president said, “You may be disappointed, but I don't sympathize with those who are moved by Greta. No one would have taught her the complexity and diversity of the world,” He said, “What will happen to the cost problems if you force solar power in developing countries?” On top of that, he criticized Greta as "a kind and sincere girl, but lacks information."
"大統領曰く「がっかりされるかもしれないが、グレタさんの発言に感動する人たちに共感はしない」。「誰も彼女に世界の複雑さや多様性を教えなかったのだろう」と指摘し、「途上国に太陽光発電を強要するとコストの問題はどうなるのか」などと訴えた。その上で、グレタさんを「優しくて誠実な女の子だが、情報に乏しい」と批判した。"-ロイター通信
地球上の環境対策に関しては、私たちは薮さかな者ではありません。
私たちは綺麗な空気、水、土、そして良い人間たちと、動物たちと木や草や花と過ごしたい。
神様と造化の天使達が愛を込め心をこめて創造してくださった地球と人間と動物たち、生きとし生けるものたちが良い環境の中ですごしたい。
その為に私たちの身の回りから、綺麗にしていきましょうよ。と、心ある者たちはそのように心得ています。
グレタさんと言う少女は「優しくて誠実な女の子」であることでしょう。
それゆえに、この様な心が政治的に利用されているとするならば、何と浅ましい世界でしょうか。
There are various opinions on the activities of Swedish environmental activist Greta Tumberg (16) who has been absent from school and appealed for measures against global warming.
The president said, “You may be disappointed, but I don't sympathize with those who are moved by Greta. No one would have taught her the complexity and diversity of the world,” He said, “What will happen to the cost problems if you force solar power in developing countries?” On top of that, he criticized Greta as "a kind and sincere girl, but lacks information."
When it comes to environmental measures on the planet, we are not ecstatic.
We want to spend time with clean air, water, soil and good people. I would like to spend it in the good environment of the earth, human beings, and living things that God and Angels created with love and heart. For that purpose, let's keep it clean from our surroundings.
The girl who says Greta is a “kind and sincere girl”.
However, if this kind of heart is used politically, what a sad world?
2019年9月17日火曜日
遥かなるロシア チェーホフの家
「メリホヴォのポーチ、ライラック」、1895年 イサーク・レヴィタン
チェーホフのクリニックのあるメリホヴォには、患者のみならず、友人知人いろいろな人たちが訪れました。
画家のイサーク・レヴィタンはチェーホフの館を絵に残しており、特に絵画『春のメリホヴォ』を鑑賞してください。ロシアの馥郁たる香りのライラックの咲く、素朴な情景ですね。
なにせ館のまわりにはひと春で100株以上のライラックを植えたそうで、その景観はどれ程に美しく、香り高いロシアのリラ(ライラック)を愛でることが出来たことでしょうか、それだけでも病気が治ってしまいそうです。
更に、新しい花や木を植え込み、温暖な地方の植物(アスパラガス、アーティチョーク、コールラビ)が栽培されていた菜園を、彼は「南フランス」と呼んでいました。
人々は好んで春の日に訪れ、咲き誇るリラや果樹が香りを放つメリホヴォを満喫したということです。
戯曲『かもめ』のニーナ・ザレーチナヤのモデルとなったリーカ・ミジノワもしばしば訪れた人といわれています。(ロシアン ビョンド”Russian Beyond”より)
Merikhovo, where the Chekhov's clinic was visited not only by patients but also by friends.
The Isaac Levitan has left Chekhov's mansion in the painting, especially the painting “Spring Merikhovo”. It's a blooming lilac.
Chekhov brought new flowers and trees to Merikhovo and planted more than 100 lilacs around the mansion in the one spring, so the guests especially visited Merikhovo in the spring when the blooming lilac and fruit trees.
Chekhov called "Southern France" the vegetable garden where temperate local plants (asparagus, artichokes, kohlrabi) were grown.
Rika Mijinova, who was the model of Nina Zaretchinaya in the drama “Чайка”, often visited. (by Russian Beyond)
It ’s a good story, like a paradise on earth.
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