婿さんがフランスから、帽子をお土産に持ってきてくれました。
フランスの帽子は、ベレーボーがお馴染みですね。
息子が頂いた帽子は、懐かしいロシア風の帽子で、折りたたみ式の耳当が付いています。”シャープカ!シャープカ!” と子供達が懐かしそうに歓声を上げました。フランスはそれほど寒くはないので、フランスのオリジナルではないですね。
ロシアでは、耳当のある帽子はシャープカとは言わず、ウシャーンカと正式にはいうらしですよ。
兵隊さんたちが冬になると被っています。
シャープカで思い出したのは、日本で昔お爺さんやお婆さんは帽子のことを ”シャッポ” と言っていましたよ。”シャッポをぬく” とかね。
物の本によると、明治大正時代に西洋かぶれして帽子がはやり、西洋から入ってきた帽子を ”シャッポ” と呼んだそうです。山高帽とか鳥打帽子とかシルクハットとかでしょうね。
シャッポの語源はフランス語で、ロシア語のシャープカもヨーロッパかぶれのロシア人が、フランスかぶれの呼び方をしたもののようですね。
確かに、耳当のついたのをシャープカと言わず、ウシャーンカと呼ぶのはヨーロッパ風ではないからですよ。
「ということで、息子の帽子はシャープカとは言わず ”ウシャーンカ” ちゅうのよ。」
「そんなロシア語聞いたこと無いよ。帽子は何でも ”シャープカ” ちゅうのよ。」
「ところで、フランスでは ”シャッポ” っていっているのね。」
「”ハット” と、一般には言っているよ。」 フランスも変わってきたって。
ロシアが今だ、伝統を尊守しているみたいですね。
話はお土産の帽子に戻りますけれど、息子が被ってみるとモンゴリア風でしたので、このウシャーンカの発祥地はどこかしらと調べてみると、氷点下数十度になる寒冷地で着用される帽子ということで、モンゴルとかシベリヤ辺りの原住民が使い始めたと思われます。
ロシアの帽子類の多くはとても上等な毛皮で出来ていてゴージャスで、どの様な顔かたちの女性であろうとロシア美人に見えたものでした。
男性のは ”実用一点張り”、風な気もしましたけれど。
昔昔の英画 ”ドクトル ジバゴ” 氏以外は。
ロストフ ナ ダヌー で一緒に住んでいたモンゴルの13歳の男の子が、実に立派な毛皮の帽子を持っていました。見事な尻尾も付いていました。
狸さんのお尻をスッポリ被っているみたいに、クールでした。
Son-in-law's present this time from France who brought us the hats.
French hat is familiar of Beret for us.
Hat son has received is a nostalgic Russian style hat, "Shapuka" in Russia it is called.
When the son tried, it looks like Mongolian, I wondered where the origin of this Shapuka, " that the hat to be in cold climates to be below freezing ," I can see natives of Mongolia, Siberia around.
Many kind of Russian hats are made by very gorgeous fur because of this makes any lade looks pretty.
The men's hut looks "practical" that I thought. except ” Dr.Zhivago”
When we were in Rostov Na Don, lived together with Mongolian yang boy who had a really nice fur hat. Stunning tail was also attached.