ヴァイキング船がヴォルガに到来 |
日本でもロシア文学、ロシア民謡によってとても身近に感じるし、この上ない郷愁を覚える名の川でもあります。
母なるヴォルガはモスクワとサンクトの中間から流れを発し、水系はモスクワ都市圏をはじめロシアの人口の多い地域や経済的・政治的に重要な地域をすっぽりと覆いカスピ海に流れ込みます。
今ではヴォルガ=ドン運河を伝って、白海、バルト海、黒海、カスピ海などの間が水路で繋がっていて、流域は肥沃で麦が大量に生産されますし、石油、天然ガス、岩塩の鉱物資源も豊富です。
この絵のヴァイキングの時代。運河が未だ無くて、陸路を船を押したり、引っ張ったりして次の流れに運んでいますよ。タフですね。何故白い服を着ているのでしょうね。
このように船を押したり引っ張ったりで次の流れから、次の流れに渡っていったヴァイキングは、侵略だけが目的でこのようにしたのでしょうか?
重労働をしたのは、奴隷たちだけでしょうけれど。。。。
歴史的にヴォルガの流れるところ、沢山の民族の興亡の物語があり、ヴォルガは久遠に流れ続けて今にいたり、 沿岸の科学工場による汚染が問題となっています。
この問題の汚染が気持ち悪く、私たちはヴォルガやドン河から取れた魚は食べませんでした。
ロシアは魚が豊富なはずなのに、何故か魚に夢中になっていませんでしたね。秋刀魚なぞは家畜に食べさせているそうですよ。
ノルウェー産の、鯖の燻製がとても人気者でした。
この憧れの、ヴォルガ河の海水浴というのは余りさえませんでした。
第一にトイレがないということ。
全く自然のままで、草むらとかに誰もが落し物をするというのは愉快ではないですよ。