2011年11月24日木曜日

遥かなるロシア ヴォルガとドン河とヴァイキング

ヴァイキング船がヴォルガに到来
ヴォルガ河はヨーロッパで一番長い河として知られているし、ロシア人は ”母なる河” と呼んでこよなく愛しています。


日本でもロシア文学、ロシア民謡によってとても身近に感じるし、この上ない郷愁を覚える名の川でもあります。

母なるヴォルガはモスクワとサンクトの中間から流れを発し、水系はモスクワ都市圏をはじめロシアの人口の多い地域や経済的・政治的に重要な地域をすっぽりと覆いカスピ海に流れ込みます。

今ではヴォルガ=ドン運河を伝って、白海、バルト海、黒海、カスピ海などの間が水路で繋がっていて、流域は肥沃で麦が大量に生産されますし、石油、天然ガス、岩塩の鉱物資源も豊富です。


この絵のヴァイキングの時代。運河が未だ無くて、陸路を船を押したり、引っ張ったりして次の流れに運んでいますよ。タフですね。何故白い服を着ているのでしょうね。

このように船を押したり引っ張ったりで次の流れから、次の流れに渡っていったヴァイキングは、侵略だけが目的でこのようにしたのでしょうか?
重労働をしたのは、奴隷たちだけでしょうけれど。。。。

歴史的にヴォルガの流れるところ、沢山の民族の興亡の物語があり、ヴォルガは久遠に流れ続けて今にいたり、 沿岸の科学工場による汚染が問題となっています。

この問題の汚染が気持ち悪く、私たちはヴォルガやドン河から取れた魚は食べませんでした。


ロシアは魚が豊富なはずなのに、何故か魚に夢中になっていませんでしたね。秋刀魚なぞは家畜に食べさせているそうですよ。


ノルウェー産の、鯖の燻製がとても人気者でした。



この憧れの、ヴォルガ河の海水浴というのは余りさえませんでした。

 

第一にトイレがないということ。

全く自然のままで、草むらとかに誰もが落し物をするというのは愉快ではないですよ。